タクマー300mmF4前期型(3群3枚)を入手しました
構成枚数が少ないレンズには、使ってみたいと思わせる何か不思議な魅力を感じます。
ペンタックスSマウントのレンズには1群2枚のタクマー500mmF5、SMC PENTAX 85mmF2.2 SOFT、3群3枚のタクマー1mF8、300mmF4(前期)、100mmF3.5がありました。
85mmF2.2以外はペンタックス初期の古くて流通数の少ないレンズですから、欲しくても売物に出会う機会はなかなか無い状況なのですが。
その中で今回入手したのはタクマー300mmF4の前期型、キャップとフード、ケースまで一通り揃って合計\1.7万でした。
残念ながらケースはテープ痕が酷く残り、上蓋のパーツがバラバラに分離した状態でしたが、接着剤で貼り合わせて実用可能な状態まで復元しました。
木工用ボンドで簡単に修理できたのに、前オーナー様は何でこんな雑なテープ貼りをしたのだろうかと思いました。
幸いにもテープ痕はカサカサに乾燥しているので、見た目は悪いですが使用するのに支障はありません。
鏡筒外観は綺麗に使い込まれた感じで見苦しさは感じ無いですが、多数の擦りキズや引掻きキズがあります。
レンズの前玉には目立つキズが2箇所(中央と左下)ありますが、この程度なら写りへの影響はほとんど無いでしょう。
前玉の内側や後玉側は綺麗な状態で、ピント調整や絞りの動作部にも特に問題ありませんでした。
中古相場が幾らなのか分かりませんが、レア物ですから程々の値段で入手できて良かったと思っています。
このレンズは3群3枚構成と言っても一般的な凸凹凸のトリプレットではなく、凹凸2枚から成る前群と、凹1枚の後群を組合せています。
超望遠レンズで前群が凹先行である所と、前群から大きく離して後群をマウント直近に配置している所が、特徴的な構成だと思います。
(注:後群が凹であることは推定で書いています。レンズ構成図を見ても、後群レンズ前後の曲率の違いが判断できないので、もしかすると凸なのかもしれません。)
なお、光学的機械的どちらの理由かは不明ですが、最短撮影距離が7.5mとかなり遠い仕様ですので、使用場面が限定される使い難さがあります。
タクマー300mmF4の後期型では、4群4枚構成に設計変更されて、レンズ全長が少し短縮され最短撮影距離は5.5mに改善されます。
鏡筒デザインも大きく変わり、ピントリングと絞りリングは周囲ギザギザ円筒形状に、フードが組込み式になり重量が約200g重くなりました。
また、仕様値には現れませんが、後期型は手持ち撮影時の重量バランスが前期型より大幅に良くなったと感じられます。
価格が\45,000から\42,000に値下げされたのもあってか、中古品の出現頻度から推定するに後期型の方はそこそこ売れていたたようですね。
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